プレスリリースの書き方

記事に取り上げられるプレスリリース文章を書く際には、最低限の基本ルール、コツがあります。
基本的に「タイトル」「リード」「本文」「会社概要」「連絡先」の5つの要素で構成されています。

タイトル

1)タイトルが勝負!
日に何通も受け取るプレスリリースの中に紛れないで、いかに目を留めてもらえるかがポイントです。
タイトルで関心を持ってもらえないと本文まで読んでもらえません。
内容を伝える客観的な表現で、リリースの趣旨を伝えられる20〜30文字の短いタイトルにしましょう。
2)広告とは違います!
ニュースとして紹介する立場のマスコミは広告っぽいプレスリリースを嫌い、
記者の方に読んでもらえません。

リード

結論から書く
最初の5行で結論を書きましょう。
タイトルと最初の5行を読んで関心のある内容であれば、後に続く文章も読んでくれます。
まず結論を書いた上で、経過、背景、根拠などを書きましょう。

本 文

1)長く書かない
リリース原稿として長いものは、新規性や優位性の高いニュースでも記者の方は読んでくれません。
長くてもA4用紙で2枚におさめましょう。
2)5WIH
5WIHを意識して作成してください。
WHEN(いつ)、WHERE(どこで)、WHO(誰が)、WHAT(何を)、WHY(なぜ)、HOW(どのように)
価格・売上目標・利益予想、年間販売目標や発売日、今後の展開など明記しましょう。
3)一文を短く
一文は長くても5行以内にまとめましょう。
記者の方がナナメ読みをしても意味が伝わるように、一文一文を明快に短く表現しましょう。
4)広告、売込み情報は厳禁
プレスリリースはあくまでもマスコミヘの情報発信であり、広告ではありません。
読者や視聴者に「伝える価値」があるかが重要です。
チラシに書くような売り込み表現は厳禁です。
5)主観的な表現は厳禁
客観的な事実」を伝えるのがプレスリリースです。単なる主観的な表現は避けましよう。
6)数字はなるべく出す。根拠は必須
世界初、世界最小、世界一、シェア●%、業界●位などは取り上げられやすいニュースですが、必ず裏付けを取り根拠も併せて明記しましょう。根拠の無い表現は会社の信用を無くします。
いくら目を引くからと言っても誇大な表現は絶対にしてはいけません。
7)科学的・技術的な裏付けは必須
他社製品や今までの製品と比べ、どこがどう優れているのかを明確に書きましょう。
自社商品を科学的・技術的な裏付けがはっきりしていない商品を売り込むのは逆効果、客観的なデータに基づいて商品の魅力を伝えましょう。
8)専門用語は使わない
業界では常識的に使われていても一般的に認知されていない言葉は使用してはいけません。
記者の方はリリース内容を一般の人にわかるように咀哨してわかりやすい表現で原稿を書きます。
どうしても使わなければならないときは、わかりやすい補足説明や注釈を入れてください。
9)商品スペツクは必須、箇条書きで!
商品の特長は箇条書きで明記しましょう。
価格や大きさ、材質など商品スペツク情報などは必ず必要です。
10)商品のイメージが伝わる画像を!
マスコミに郵送で資料を送付する場合は、商品画像も同封しましょう。
記者の方へメールで送る場合は、詳細にわたる情報や商品画像はウェブサイトに掲載して、メールの本文にはそのURLを掲載するほうが良いでしょう。
商品画像は記事になったイメージが伝わるものを用意しましょう。
11)内容に間違いがないかしっかり確認を!
記者の方は、プレスリリースをもとに記事を作り情報を発信します。
リリースで間違いがあるとそのままウソの情報が公開され、取り返しのつかない事態を引き起こす恐れがあります。 内容の確認はしっかり行ってください。

連絡先、担当者を明記

1)連絡先を明記
プレスリリースは記者さんに取材をしてもらうためのキッカケです。
せっかく記者の方が関心を持ってくれて詳細を確認しようと思っても、連絡先に不備があると機会を損失してしまいます。
電話番号、FAX番号、メールアドレス、住所、担当者氏名などを必ず明記しておきましょう。
2)担当者に連絡がつくように
記者の方は、興味をもったニュースを少しでも早く記事にするために、疑問点や確認したい事が合った場合すぐに確認します。
担当者は、 ニュースリリースを配信後2〜3日はすぐに連絡がつくように待機しましょう。